(第35回)育児中の食生活~幼児食に関するママの悩み~

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“今日のすくすく赤ちゃん” の紹介は、コラムの最後に登場です

 

 

 

 

第33回のコラムでは離乳食が完了した後の1歳半~2歳頃の幼児食について考えてみました。

 

(第33回)育児中の食生活~1歳半~2歳頃の幼児食~

 

 

幼児食になると離乳食の頃よりは手が掛からなくなる!と思っていたのに現実は・・・(涙)

そう思われるママはたくさんおれるのではないでしょうか?

 

 

そこで、今回は、幼児食に関するママの悩みについて考えていきます。

 

 

 

 

ママの悩み 1  食べ物の好き嫌い(偏食)

 

 

この時期のお子さんには自己主張が始まり、偏食の傾向も強くなります。

大人でも嫌いなものがある人は多くいます。

 

 

なぜ、嫌いなのか?

 

 

お子さんはまだいろいろな味覚に慣れていません。

「苦い味」、「辛い味」、「酸っぱい味」といった刺激の強い味に抵抗がある場合があります。

 

 

また、独特の食感や風味、臭いに敏感でもあります。

 

 

食べ物の中でも“野菜”は味や臭い等、お子さんが違和感を感じるようなものが多いため、“嫌いなもの”の代表格になっています。

 

 

また、“食べづらい”ものも嫌いになる傾向があります。

 

 

魚がその代表格です。焼き魚や煮魚は、小骨を取らないと食べることができません。

一方、お肉は焼いたまま、煮たままの状態ですぐに食べることが出来ます。

食事を準備するママ自身も魚料理を面倒に思っていませんか?

 

 

食べる回数が少ないと食べ慣れる機会がなく、偏食になる可能性があります。

幼児食と同時に、ママ、パパの食事内容も見直す必要があります。

 

 

 

ここで、考えてみましょう!

 

 

何とか嫌いなもの食べさせたい!細かく刻んで、すり潰してお料理の中に隠しちゃえ!

 

・・・いつまで続けられますか? 自宅以外で出される食事はどうしますか?

 

 

 

嫌いなものは食べなくても、同じ栄養価の別のものを食べれば良いわ!

 

・・・嫌いなものはずっと食べないままになりませんか?

 

 

 

どちらの考えも間違いではありません。ママの愛情たっぷりです。

 

 

 

しかし、お子さんは成長していき、自宅の外で食事をする機会も増えていきます。お子さんが口にするものは、ママの愛情たっぷりな食事ばかりではありません。

 

 

また、この時期のお子さんはいろいろな食べ物を口にすることで、味覚が発達します。

 

 

 

ママの愛情でサポート!

 

 

お子さんに「なぜ、これを食べないといけないのか」ということ、「栄養のあるものを食べる」=「自分自身の健康のため」という基本をしっかりと教えてあげるのもママの愛情の1つです。

 

 

 

お子さんが食べられなかったものが食べられる、出来なかったことが出来るようになるという喜びを感じるチャンスです。

 

 

 

実は・・・

 

 

好き嫌いをなくして、いろいろな食べ物を食べることが出来ることはとても大事です。が、何より、お子さんの偏食に向き合うことは、お子さんの心の成長にも関係します。

 

 

「嫌いなものは食べなくて良い」ということをこの時期から教えてしまうと、食べようとする努力をしなくなり、成長するにつれ、ますます嫌いなものは増えていくでしょう。

 

 

また、それが増長すれば、食べ物だけではなく、お子さん自身の行動でも「嫌いなことはしなくていい」、「嫌いなことはしたくない」といった気持ちが心の中で芽生えやすくなります。

 

 

 

小さい頃は食べられなかったけど、大人になったら食べられるようになったというママ、パパもたくさんおられると思います。

 

 

生活環境、味覚は変化しますので、そういうことも当然、起こります。

なので、「今は好き嫌いがあっても良い」という考えはもちろん間違いではありません。

 

 

 

お子さんにはさまざま生活環境の中でたくましく育ってほしいものです。

 

 

お子さんの偏食が見られたら、「食べる、食べない」だけでなく、それを通して、お子さんの心の成長にも目を向けてあげて欲しいと思います。

 

 

 

 

 

ママの悩み 2  噛まない(丸飲みする)

 

 

食材が大きすぎる、または小さすぎるのではないですか?

大きすぎると上手く噛めずにそのまま丸飲みしてしまいます。

小さすぎると噛まずに飲み込むことができるので、噛む練習になりません。

 

 

また、硬すぎるもの、軟らかすぎるのも同じです。

 

 

弾力性の強い“こんにゃく”や“かまぼこ”は上手く噛めずに飲み込んでしまう場合があります。また、“わかめ”は大きさによっては、口の中で引っ付いてしまって上手く噛むことができません。

 

 

お子さんの歯の生え方や噛む力の発達に合わせて食材選び、調理法は調整してあげてください。

 

 

また、ママが食べることを急がせることが「噛まない」原因になっている場合があります。

 

 

しっかり噛むには時間がかかります。忙しいママは食事の後片付けが気になるところですが、お子さんがしっかりと噛むことを覚えるために、食事の時間はゆっくり過ごすようにしてあげてください。

 

 

 

 

 

ママの悩み 3  食べない(少食)

 

 

お子さんそれぞれに食べる量は違います。少食なお子さんを見ていると、栄養不足にならないかとママは心配になりますよね。

 

 

1日3食の食事リズムが整っていて、お子さんが機嫌よく、いろいろと動き回っているようなら大きな心配はありません。1回の食事量が少なくても全体的な栄養のバランスが摂れているようなら大丈夫です。

 

 

栄養の偏りを感じるようでしたら、食事と食事の間に少量の“おやつ”(果物類、乳製品、芋類等)をあげるのも良いでしょう。

 

 

少食なお子さんの場合、急にたくさん食べることは無理です。

 

 

まずは、1品、1品の量を少なくし、「今日も残した」ではなく、「全部食べることができた!」という達成感を感じさせてあげましょう。

 

 

また、この時期のお子さんは味よりも「見た目」に左右されることが多いので、色鮮やかな食材を使ってみる、食器等をカラフルにする等、「見た目」で食事に興味を持たせることも大切です。

 

 

 

愛情を込めて作った食事が残ってしまうと、ママ自身もとても寂しい気持ちになりますよね。それが重なれば、イライラの原因にもなります。

 

 

そんな時には、市販のものを上手に活用して、ママ自身も無理せず、お子さんと「楽しい食事」を心掛けてください。

 

 

 

 

 

ママの悩み 4  食べ過ぎる(過食)

 

 

過食もママにとっては悩みの1つです。たくさん食べるお子さんを見ていると肥満になるのではないかとママは心配になりますよね。

 

 

肥満については、身長、体重が成長曲線の範囲内であれば心配はいりません。この時期のお子さんは行動力が増え、活発に動き回るため多くのエネルギーを必要とします。

 

 

ただ、たくさん食べるといっても、偏った食事内容やスナック菓子やチョコレート等の甘味の強いおやつには注意しましょう。

 

 

食事の味付けにも注意です。たくさん食べるということはそれだけ料理に使った調味料(塩分、糖分等)も摂取していますので、常に薄味を心掛けましょう。

 

 

また、成長曲線から大きく外れ始めたら要注意です。

 

 

たくさん食べていたお子さんの食事量をいきなり減らすことは大変です。

まずは、汁物を多くしたり、噛みごたえのある野菜を多くして、満腹感を与えるようにしましょう。

 

 

また、「これで食事は終わり」という合図を作るのも良いでしょう。

果物やヨーグルト等の“デザート”を出すことで、お子さんにこれを食べたら食事は終わりということを認識させることでそれ以上の過食を防ぐ効果が期待できます。

 

 

 

 

 

 

ここまで、幼児食を食べる頃のお子さんに関するママの悩みについて考えてきました。

が、1つ大きなママの悩みが出て来ていません。

それは、お子さんの「遊び食べ」について、です。

 

 

先日、「ひやきおーがん」が実施した育児ママへのアンケートの中でお子さんの「躾(しつけ)」について気になっているというママがたくさんおられました。

 

 

 

「遊び食べ」はいつまでも続けて良いものではありません。

 

 

 

そこで、次回は、お子さんの躾を通して、「遊び食べ」について考えていきたいと思います。

 

 

…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!

 

 

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】

 

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兵庫県の聡真くん

(2016年8月生まれ、身長67cm、体重8.0kg)

 

~ママからのメッセージ~

日中に限らず、夜中もよく泣く赤ちゃんです。でも、笑った時の愛らしい顔は誰にも負けません。最近はお姉ちゃん大好きで、ハイハイで追いかけてます。

 

 

 

 

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筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長

 

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