(第37回)育児中の食生活~お子様の年齢別・食事マナー~

第37回

 

 

“今日のすくすくキッズ” の紹介は、コラムの最後に登場です

 

 

 

前回のコラムでは幼児食に関するママの悩みの中でも多くのママが悩んでいる「遊び食べ」について考えてみました。

 

 

食べることへの好奇心からくる「遊び食べ」はお子さんの成長過程の1つですが、好奇心ではないただの”遊び”となれば、それは放置しておいてはいけません。

 

 

「遊び食べ」はその後のお子さんの食事マナーに影響を及ぼすことがあります。

 

 

食事マナーは小さい頃から身につけておかないと、大きくなってからでは、独自の癖等で、なかなか直すことは難しくなります。
小さい頃に身につけた食事マナーはお子さんにとって一生の宝物になります(^^)

 

 

ただし、お子さんの成長により出来るマナーは違います。

お子さんの年齢に合わせた食事マナーを教えてあげなくてはいけません。

 

 

そこで、今回は、ママやパパが教えるべき、お子さんの年齢別の食事マナーについて考えていきます。

 

 

 

 

 

♦1歳半~2歳の食事マナー♦

 

 

マナー1 食事中、スプーンやフォーク等の食器で遊ばない

 

スプーンとお皿で“カンカン♪”、“ガチャガチャ♪”。
子どもにとって音が鳴るものは楽しいおもちゃですが、この時期からはおもちゃと食器との区別はつけるようにしましょう。

 

 

ただ、ママがムキになって「やめなさい!」というと、それが面白くて余計にやってしまう場合もあります。こういう場合は、お子さんの目を見て、冷静に注意しましょう。

 

 

 

 

 

マナー2 口に食べ物を入れたままにしない

 

リスのように頬っぺたを膨らませたり、口の中にずっと食べ物を入れたままにしないようにしましょう。上手く飲み込めない様子があれば、1口の量を少なくするなどして、口の中で舌や歯の動きを練習しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

♦2歳~3歳の食事マナー♦

 

 

 

マナー1 正しい姿勢で食べる

 

姿勢を正して、犬食いにならないようにしましょう。
(犬食いとは、背を丸めて、食器を手で持たずに、テーブルに顔を寄せて食べる仕草です)

 

 

食事中、テーブルに肘をつかないようにしましょう。
片手はきちんと器(お皿やお茶碗)に添えるようにしましょう。
イスに座って食事をする場合は、食事中、足をブラブラさせないようにしましょう。

 

 

 

 

 

マナー2 くちゃくちゃ音をたてないように食べる

 

口をちゃんと閉じずに噛むとくちゃくちゃと音がたちます。食事マナーの中でも特に不作法とされていることです。口をきちんと閉じて噛むようにしましょう。そのためにも、食べ物を一度に口いっぱいに入れることも止めましょう。

 

 

 

 

ここで、注意!!

 

風邪を引いたり、花粉症で鼻が詰まったりすると、息苦しさから口を開けてしまいがちになります。食事の時にもそれは同じです。こんな時は、食事の1口をいつもより少なめにすると口を閉じて噛みやすくなります。

 

 

食べているお子さんは音をたてていることに気づいていないことが多いので、ママやパパがしっかりと注意してあげましょう。

 

 

 

 

 

マナー3 お箸を使う練習をする

 

お子さんがスプーンをグー持ちから、鉛筆持ちが出来るようになったら、お箸の練習を初めてみましょう。

 

 

実践を兼ねて、食事中に練習することも良いのですが、思うように食べられない苛立ちから、食事をすることが嫌になってしまう場合もあります。

 

 

ままごとのような遊びの中で練習していくことをお薦めします(お箸の練習も大切ですが、基本となる鉛筆持ちがきちんと出来ていないと上手にお箸は持てません。お絵かきのときに、鉛筆持ちの練習をすることも良いでしょう)

 

 

この時期はまだ上手く使えないのは当然です。いきなり完璧を目指すのではなく、まずは、お箸に慣れること、練習することを心掛けましょう。

 

 

 

 

ここで、ポイント!!

 

練習用のお箸(長さ)はお子さんの年齢に合わせたものを使用しましょう。
お箸は長すぎても、短すぎても使いにくいものです。

 

 

市販の練習箸には○歳用と表示されているものが多くあります。それらを参考に今のお子さんに合った練習用箸を使ってあげてください。

 

 

 

 

 

 

♦3歳~の食事マナー♦

 

 

 

マナー1 お箸を使って食べる

 

正しい持ち方でお箸が使えるようにしましょう。
少しずつ、お箸のマナーも覚えていきましょう。

 

 

例えば、小さなお子さんだとついついやってしまう、食べ物をフォークのようにお箸で突き刺す“刺し箸”はNG!です。

 

 

他にも、食器をお箸で寄せる“寄せ箸”やお箸からお箸に食べ物を受け渡す“箸渡し”などもNG!です。少しずつ覚えていきましょう。

 

 

 

 

ここで、注意!!

 

ついついママやパパもやってしまっていませんか?

 

 

片手でお箸を持ったまま、もう片方の手でコップや湯飲みを持ってお茶やお酒を飲む。急いでいる時についつい、という方もおられると思いますが、これもテーブルマナーとしてNG!です。

 

 

食事中のマナーとして、同時に2つの動作をすることは不作法とされています。
お茶やお酒を飲むときは必ず、お箸を置いてからにしましょう。

 

 

 

 

マナー2 食べ物に対する感謝をもつ

 

私達は生きるために、他の生き物の「命」を食しています。
「いただきます」の気持ち、食べ物を粗末にしない心を育みましょう。

 

 

 

 

 

 

ここで、考えてみましょう・・・左利きはマナー違反?!

 

日本では昔から左利きは不作法という考えを持つ方がおられます。
左利きが不作法だといわれる理由には“武士道”の考えから、“仏教”の考えからと様々ですが、本当に不作法なのでしょうか?

 

 

 

左利きでも、お箸を正しく持つことが出来る、姿勢正しく食事をするといった食事中のマナーがきちんと出来ている方が、右利きでもお箸が正しく持てていない、テーブルに顔を近づけて犬食いするといった場合に比べて、周囲の人々が感じる不快感は少ないのではないでしょうか。

 

 

 

そもそもマナーは自分自身のためでもあり、周囲の人々に不快感を与えないようにするためのものでもあります。

 

 

 

ただ、生活面から考えてみると、日本の社会では、生活雑貨(はさみ等)は右利きのものが圧倒的に多いです。自宅の外に出れば、自動販売機のお金の投入口は右側にありますし、駅の自動改札も同じく、右利きの方がスムーズに“ピッ”と出来たりと、右利きの方が日常生活は過ごしやすいことは事実です。

 

 

 

お子さんに左利きの様子が見られたら、それを個性とするのか、右利きの練習をさせるのか、各家庭で考え方はいろいろだと思います。これについては、正解はありません。

 

 

 

ただ、左利きでも右利きでもマナーがきちんと出来ていることが大切だと思います。

 

 

 

 

 

食事のマナーは各家庭できちんと教える必要があります。

 

 

お子さんはママ、パパの振る舞いをよく見ています。
ママ自身、パパ自身の食事マナーも見直してください。
食事の前にはママもパパも一緒に手を合わせて「いただきます」ですね(^^)

 

 

 

 

さて、これまで、このコラムでは育児中の食生活について考えてきました。
「ひやきおーがん」が行った育児アンケートの中でも「食生活について知りたい」という回答を多数頂きました。

 

 

 

それと同じく、「お子さんの病気について知りたい」という回答も多数頂きました。
そこで、次回からは、お子さんの病気について、お薬のことも含めて考えていきたいと思います。

 

 

 

…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!

 

 

 

“今日のすくすくキッズ” のご紹介です】

 

第37回

 

兵庫県の悠くん
(2015年4月生まれ、身長82cm、体重12kg)

 

~ママからのメッセージ~
元気いっぱい、ちょっとお調子者の2歳です。3つ上のお兄ちゃんが大好きです。

 

 

 

 

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筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長

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