(第15回)ママの心配事⑥~赤ちゃんの寝冷え~

 

“今日のすくすく赤ちゃん” の紹介は、コラムの最後に登場です

 

 

先週末、日本全土を大寒波が襲い、日本各地が積雪、強風等で大変な週末となりました。

風邪等で体調を崩された方々もたくさんおられるのではないでしょうか。

 

 

1月、2月は1年の中でも最も平均気温が低くなる時期です。

日中でも十分寒いのに、明け方になると、寒さは一層厳しくなります。

 

 

そんな中でも、赤ちゃんはベビーベットやお布団の中を自在に転がり、「かけ布団を蹴飛ばして眠っている」なんてことがありませんか?

 

 

大人なら、寝返り等でかけ布団を蹴飛ばしたとしても、寒さを感じれば無意識のうちにかけ布団をかぶりますが、赤ちゃんはそうはいきません。

そのまま熟睡してしまい、朝になると、すっかり身体が冷えていることもあります。

 

 

“冷え”は身体に様々な影響をもたらします。

そこで、今回は赤ちゃんの寝返り・寝相から、寝冷えについて考えていきたいと思います。

 

 

 

寝返りのしくみ

 

 

大人の睡眠サイクルはノンレム睡眠とレム睡眠が90分間隔で繰り返されます。

レム睡眠は体を休ませるための睡眠で脳は半分起きている状態=浅い眠り

ノンレム睡眠は脳を休ませる睡眠。「熟睡」の状態=深い眠り

 

寝返りはレム睡眠時に起こります。

人は眠っている間に平均20~30回の寝返りをうっています。

 

 

 

 

どうして寝返りをうつのでしょうか?

 

 

寝返りには重要な働きがあります。

 

 

ポイント1 血流を促す

 

同じ姿勢で眠っていると、体重がかかっている部位の血管が圧迫され、血行が滞りやすくなります。

寝返りをうつことで、姿勢を変え、筋肉をほぐし、血行が滞るのを防いでいます。

 

 

 

ポイント2 体にかかる負荷を軽減させる

 

寝返りをうつことで、全身にかかる重力を分散し、睡眠中の腰痛、肩こり、寝違い(寝違え)を防いでいます。

 

実は!

“寝違い”は、疲労やストレス、身体に合わない枕等が原因で、睡眠中に寝返りを上手くうてなかったことにより起こると考えられています。

 

 

 

ポイント3 体温を調節する

 

体温により、布団の中では熱や湿気がこもりやすくなっています。

寝返りをうつことで、布団の中の熱や湿気を逃がし、身体の発汗(体温)を調節しています。

 

 

 

 

赤ちゃんの寝相が悪い原因

 

 

大人の睡眠サイクルはノンレム睡眠とレム睡眠が90分間隔で繰り返されるのに比べ、睡眠サイクルの周期が整っていない赤ちゃんは40~60分の間隔で頻繁にノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返します。

 

 

そのため、赤ちゃんは大人に比べて寝返りが多くなるので、寝相が悪くなる傾向があります。

 

 

尚、睡眠サイクルの周期が整ってくる時期(2才頃)になれば、そこから徐々に寝相の悪さはおさまってきますので、無理に赤ちゃんの寝相の悪さを直す必要はありません。

 

 

 

ここで、注意!!

 

ママが気を付けなければいけない、赤ちゃんの寝相に “うつぶせ寝” があります。

 

 

一時期、「赤ちゃんの頭の形が良くなる」ということで、うつぶせ寝が流行した時期がありましたが、現在では、厚労省やアメリカの小児科学会の勧告にもあるように、うつぶせ寝はSIDS(乳幼児突然死症候群)の原因の1つになっていると考えられています。

 

※乳幼児突然死症候群とは、健康な赤ちゃんが眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。

 

 

又、うつぶせ寝により、赤ちゃんが寝具等で窒息する危険性もあります。

 

 

赤ちゃんが寝返りをうてるようになっても、初めのうちは、まだ一方向にしか寝返りをうてません。一旦、うつぶせ寝になってしまうと、その状態が長引く可能性があります。

 

 

赤ちゃん自身がうつぶせ寝の状態で苦しくなったら、自分で仰向けに寝返りをうてるようになるまでは、ママは注意深くみてあげる必要があります。

 

 

 

 

寝冷えとは?

 

 

眠っている間に体が冷えて、お腹を壊したり、風邪をひいたりすることです。

 

 

寝冷えといえば、赤ちゃんや子供に使われる言葉のようですが、エアコンの普及により、夏場のエアコンによる冷えで大人でも寝冷えの症状がでる場合が多くなりました。

 

 

だからといって、エアコンを使用する夏、夏~秋の季節の変わり目に注意していれば良いのかといえばそうではありません。赤ちゃんは年中、寝冷えに対する注意が必要です。

 

 

というのも、赤ちゃんは寝相が悪く、身体的に脾、胃が弱いためにお腹が冷えやすいからです。

 

 

東洋医学では、“冷え”は寒邪(かんじゃ)という邪気が体表から侵入し、肺気の流れや経絡の気血の流れを阻害すると考えられています。

特に、“寝冷え”は、直接、体内の脾、胃を阻害すると考えられています。

 

 

 

 

赤ちゃんの寝冷えへの対処法

 

 

ポイント1 お腹を冷やさない

 

スリーパー、腹巻などで、赤ちゃんのお腹を冷やさないようにしましょう。

特に、スリーパーは季節に合わせて素材を変えてあげましょう。

 

 

 

ポイント2 心地よく寝る環境

 

冬の快適な室温は約20℃、湿度は約50%といわれています。

外気温が低いからといって、室内を暖め過ぎると返って心地よい眠りの妨げになります。

 

お住まいの地域にもよりますが、眠る時はエアコンを切る、タイマー設定にする等、室内の暖め過ぎ、乾燥し過ぎに注意してあげてください。

 

 

ポイント3 かけ布団は少なめに(薄めに)

 

赤ちゃんは大人に比べて体温が高めです。

大人には快適でも、赤ちゃんには暑苦しいことがあります。

 

 

また、東洋医学からみると、赤ちゃんは“陽”の体質なので、体内に熱がこもりやすくなっています。

 

 

眠っている赤ちゃんをご覧になったとき、両手を布団から出している場合がありますが、スリーパー等でお腹や肩をきちんと温めておけば、無理に布団の中に手を入れる必要はありません。

 

 

 

 

このような寝冷え対策をしながら、赤ちゃんが“冷え”に負けない身体作りのお手伝いをするお薬が、東洋医学に基づいた夜泣きのお薬「ひやきおーがん」です。

 

 

「ひやきおーがん」は気、血、水のバランスを整え、それらをバランスよく身体に循環させることで、冷え(寒邪)への抵抗を強くする身体作りをお手伝いします。

 

 

「ひやきおーがん」は夜泣きのお薬というイメージをお持ちのママが多いと思いますが、効能・効果は「小児の神経質、夜なき、かんむし、ひきつけ、かぜひき、かぜの熱、ねびえ(寝冷え)、下痢、消化不良、乳はき(吐乳)、食欲不振、胃腸虚弱」と様々です。

 

「ひやきおーがん」は赤ちゃんの健やかな成長をお助けします。

 

 

 

まだまだ、寒い日が続きます。今週末もかなり冷え込むようですので、赤ちゃんの寝冷えにはくれぐれも気を付けてあげてください!

 

 

次回は、赤ちゃんの病気の中でも、とりわけママを心配させる “赤ちゃんのひきつけ(痙攣)” について、考えていきたいと思います。

 

 

…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!

 

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】

兵庫県の将太郎(しょうたろう)くん

(2016年6月生まれ、身長67cm、体重9kg)

 

~お母さんからのメッセージ~

とても元気な男の子で、健診時に花まるを頂くほど健康です。

生まれる前から蹴る事が大好きです。

眉毛がしっかりしているので、道行く方にしっかりしているね〜とよく声を掛けていただけます。

 

 

 

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筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長