(第36回)育児中の食生活~幼児食に関するママの悩み「遊び食べ」~

第36回

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” の紹介は、コラムの最後に登場です

 

 

 

前回のコラムでは幼児食に関するママの悩みについて考えてみました。

 

 

好き嫌いする、あまり食べてくれない・・・いろいろな悩みがありますが、その中でもたくさんのママが悩んでいるのは、「遊び食べ」です。

 

 

「遊び食べ」を正すことは「躾(しつけ)」にも関係します。

 

 

そこで、今回は、「遊び食べ」について躾の視点から考えていきます。

 

 

 

 

 

「遊び食べ」とは

 

 

離乳食が進んでくると食べ物への好奇心から、お皿の食べ物で“遊ぶ”(手で触ってぐちゃぐちゃにしたり等)、「遊び食べ」が始まります。

 

 

一般的に1歳半くらいまでは、遊び食べは味覚、視覚、触感により食べることへの興味を持たせることが重要なので、特に注意は必要ありません。

 

 

しかし、それも離乳食から幼児食へ進んでいくといつまでも放置できません。

 

 

 

 

 

「遊び食べ」がNGな理由

 

 

NG1  食べ物をおもちゃにする

 

幼児食になり、食べ物を手づかみで掴んだり、ぐちゃぐちゃにしたりしてもそれを口に入れようとしている=食べる意思がある、のなら、それは“好奇心”です。

 

 

しかし、食べ物をぐちゃぐちゃにするだけしてそれでお終い=食べる意思がない、のなら、それは食べ物をおもちゃにしているだけの“遊び”です。

 

 

 

NG2  食事中に歩き回る

 

食事中に食卓テーブルから離れて歩き回ったり、遊びだしたり。1歳半くらいのお子さんに多くみられる行動です。

 

 

 

 

 

 

「遊び食べ」への対応

 

 

対応1  食事と遊びのけじめをつけましょう

 

1日の食事の時間を決めましょう。外出等の予定がないときは、同じ時間に食事をするようにして、食事の時間とそうでない時間をはっきりと区別しましょう。

 

 

また、食事の時には、テレビを消し、おもちゃを片付けて、食事に集中できる環境を整えましょう。

 

 

ここで、注意!!

 

ママ、パパ、食事中にスマホを触っていませんか?

 

 

お子さんと一緒の食事中、スマホ片手に・・・なんていうママやパパの姿をお子さんは見ています。

ママ、パパ自身もお子さんとの食事に集中することが大切です。

 

 

また、楽しいテレビを見ながら、皆でワイワイと食事をすることは決して悪いことではありません。ただ、それは、お子さんが食事の基礎(マナー)をきちんと覚えてからでも良いのではないでしょうか?

 

 

 

対応2  食事にかける時間を決めましょう

 

子どもが食事に集中出来るのは5~10分までといわれています。

ダラダラと食事を続けていても、集中力はなくなり、食事以外のことに興味が移り、遊びだすだけです。

 

 

遊び食べしていても、一定の時間(20分~30分)が過ぎたら、「もう、ごちそうさましようね」と声をかけて一旦、食事を終わらせましょう。

 

 

また、食卓テーブルから離れたら、その時点で一旦、食事を終わらせましょう。

 

 

ここで、ポイント!!

 

食事を一旦、終了することで、食事(栄養)が足りなくなるのではないかと不安になりますよね?

そんな時には、おやつで栄養補給です。

 

 

小さく握ったおにぎりや蒸したお野菜もおやつになります。

 

 

おススメ~ラップサンド

 

サンドイッチ用の食パンにレタス、ハム、スライスチーズをのせて、くるくると巻いたラップサンドはお子さんにも持ちやすく、食べやすい簡単おやつです。中の具材を変えればいろいろなパターンを楽しめます(^^)

 

 

 

ここで、注意!!

 

おやつを欲しがるときに欲しがるだけあげるのは止めましょう。

お子さんの遊び食べはこれが原因になっているかもしれません。

 

 

おやつを欲しがるだけあげていては、食事の時間に空腹を感じなくなってしまいます。

食事の時間に空腹でないと、それこそ食事に集中できません。

 

 

おやつは栄養補給ではありますが、1日の回数、量を決めておきましょう。

適度な空腹を感じて食事の時間を迎えることはお子さんを食事に集中させる方法の1つです。

 

 

 

 

 

これはママだから出来ることです!

 

 

「食事はこれで終わり」となれば、お子さんは泣き出したり、怒って暴れたりするでしょう。

特に、魔の2歳児といわれる、イヤイヤ期のお子さんともなれば、一筋縄ではいきません。

 

 

いつまでもギャン泣きしたり、暴れたり、そんな様子を見ているとママも辛くなりますよね。

お子さんのお腹が空いたという仕草を見ると、心が痛くなりますよね。

 

 

でも、ここはグっと我慢です。すぐに食事を再開したり、おやつをあげるのは止めましょう。

まずは、お子さんに「なぜ、食事は終わったのか」ということを話して聞かせましょう。

 

 

ママの中には、「まだ大人の言っていることが理解できない子どもに何を言っても意味がない」と思われる方もおられますが、そんなことはありません。

 

 

確かに、ママが言っている言葉の意味はわからなくても、何かを伝えようとするママの表情、仕草をお子さんは見ています。

 

 

「なぜ食事が終わったのか」、回数を重ねることでお子さんには体感として伝わっていきます。

 

 

ギャン泣きするお子さん、暴れるお子さんにどう言い聞かせるのか・・・ママが真剣にお子さんに向き合うことが大事です。

 

 

 

ここで、注意!!

 

“「遊び食べ」を始めたから食事を一旦、終了する”と、“悪いことをしたから食事を抜く”は全く違います。

 

 

お友達を叩いた、おもちゃを壊した、ママのいう事を聞かないからといって、罰として食事を抜くということは決してしないでください。

 

 

お子さんは幼くても、本能で生きるために食べていることはわかっています。

そして、どんな状況であっても親(ママ)は食事を与えてくれる絶対的な存在だと信頼しています。

 

 

特に、まだママの言っている言葉がきちんと理解できない年齢だと、体感として、食事がもらえないということが“恐怖心”になります。その恐怖心を親(ママ)が与えることで、信頼関係が崩れる場合があります。

 

 

 

 

 

 

これはママだから考えなくてはいけないことです!

 

 

お子さんにはいつも機嫌良く、笑顔でいて欲しいですよね。泣き顔なんて見たくないし、泣き声は聞きたくないですよね。

 

 

しかし、ここで方向性を間違えると、「甘やかし」や「放任」になってしまいます。

 

 

子どもに「食べることは楽しい」と感じさせることは大切なことです。

だからといって、食事の時に「好き放題させる」、「怒らない」ことと「楽しい」は全く違います。

どんな時でも、ダメなものはダメという姿勢は必要です。

 

 

ただ、ダメなものはダメ、と怒ってばかりではいけません。

きちんと出来たことについては、ちゃんと褒めてあげましょう。

ママに笑顔で褒めてもらった時、その食卓はお子さんとって“楽しい”ものになるでしょう(^^)

 

 

 

 

「遊び食べ」はその後のお子さんの食事マナーに影響を及ぼすことがあります。

 

 

食事マナーは小さい頃から身につけておかないと、大きくなってからでは、独自の癖等で、なかなか直すことは難しくなります。

 

 

小さい頃に身につけた食事マナーはお子さんにとって一生の宝物になります(^^)

 

 

 

そこで、次回は、お子さんの年齢別の食事マナーについて考えていきたいと思います。

 

 

…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!

 

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】

 

第36回

 

兵庫県の来希くん

(2015年2月生まれ、身長90cm、体重10.5kg)

 

~ママからのメッセージ~

いつもこの笑顔で私をメロメロにさせてくれます(笑)最近では、出来ることも増えてきて「自分で!自分で!」と怒ったり泣いたり忙しい日々ですが、それもひっくるめて全てが愛おしい我が子です。幸せな毎日を有難う!たくさんの人の愛に触れて、素直で元気な男の子になってね♡

 

 

 

 

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筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長

 

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